塩沢由典の経済学
経済は、経済主体の能力の3つの限界のために人間にとって複雑である。
  1. 視野の限界
  2. 合理性の限界
  3. 働きかけの限界
経済の特徴
  1. ゆらぎのある定常性
  2. ゆるい連結(あそび)
  3. 生存のゆとり
能力の3つの限界から経済主体は最適化行動ではなく定型行動/プログラム行動をとる。その行動が有効性を持ちうるのは経済がゆらぎつつも繰り返しのある定常系であるからである。 経済主体は定型行動のレパートリをもち、その中から選択している。経済行動が定型行動であるゆえに、定型の変化=進化が重要となる。 塩沢の価格理論
マークアップによるフルコスト価格付けをベースにして、最小価格定理により、投入の代替を限定されたものとする。需給バランスによる価格理論を批判し、 企業は設定した価格のもとで売れるだけ売る行動をとり、ケインズの有効需要原理を企業水準でとらえる。
塩沢の地域経済論